高架下の隠れ処

有楽町産直飲食街 ぶんか横丁

洒落た銀座コリドー街を抜けると、妙に懐かしい街に突き当たる。看板には「馬」「牛」「魚」「鯨」・・・田舎の祭りのような雰囲気に誘われて扉を開けると、威勢のいい声が飛んでくる。「ラッシャイ!」

有楽町産直飲食街 ぶんか横丁

提灯とゴミ箱が並ぶアンバランス。

有楽町産直飲食街 ぶんか横丁

店の表は高架下。むき出しのコンクリートの威圧感も、提灯の明かりに消えていく。仕事で折れ曲がった背骨も、ここでなら矯正できる。

有楽町産直飲食街 ぶんか横丁

街の入り口は、市場の雰囲気。干物の下で魚をさばく前掛けに、海のにおいがしみついていた。

有楽町産直飲食街 ぶんか横丁

灯に誘われる蛾のように、細い通路を抜けていく。我を通した真昼の街から離れるために。

有楽町産直飲食街 ぶんか横丁

となりに腰かけたアメリカンが、「ハッピー?」と問いかけてきた。酒は、涙から苦みを取り除いていく。朝など来なくたっていい。

有楽町産直飲食街 ぶんか横丁

ノルマに追われ、牛馬のように使った身体。かばってくれるのはここだけか。今夜は命の水を注ぎこむ。うまかばい!

有楽町産直飲食街