いつの間にやら散った春

花疲れ|例年とは違う疲労感に思う

花疲れ春の嵐が去ったあと、急に晴れた午後。コロナ疲れを癒そうと出歩けば、今はもう躑躅の季節。とうとう花疲れもないままに春が去ろうとしていると感傷的になって、ネットで桜の花を探していると、Taromaru8氏の俳句に出会った。

反り合わぬ箸ばかり有り花疲

今テレビをつけると、論者が反りが合わぬ話ばかりをしている。拡大していくコロナ禍を前に、過去を向いては他者を批判。それがフェイクにフェイクを呼び、信ぴょう性のない話がふえいく。
花見に行けなかった今年の春は、頭の中がお花畑。コメンテーターは話疲れしないのだろうか・・・(泰)


花疲れと俳句季語(躑躅)|末成歳時記
つじつまの合わぬニュースを並べ立てる世間を横目に、街の辻々に躑躅の花が咲き始めた。人間界とは違う時間が流れているのか、優雅な風が花を騒がせている。

花疲れと俳句句碑探訪|まりを投げたき
上野公園に正岡子規の句碑がある。「春風やまりを投げたき草の原」。春風の中で、子供のように思いっきり走り回ってみたいが、今年は花見にも行けなんだ。

花疲れと俳句橋本諦助|俳人のシニザマ
たったひとつの俳句が一人の人間を動かす。家を出て放浪を重ねた末に客死した、名もない俳人がいる。その男の辞世は、俳句史に輝く俳人を生み出した。

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