東京俳句2020.05.19蛙の脱皮https://tototokyo.com/archives/5897行動的になった蛙|芭蕉の魔術今日の雨は、梅雨を思わせる。田舎では蛙も鳴いているんだろうな。「蛙」は春の季語。けれど、この生物は曲者だ。「雨蛙」とすれば夏の季語。さらに「かわず」と読ませた場合、古語では「河鹿」を指す。その河鹿は、夏の季語である。松...東京俳句1970.01.01東京俳句https://tototokyo.com/archives/6079週刊俳人のシニザマ秋日庵秋之坊 | 週刊俳人のシニザマhttps://uranari819.net/archives/akinobou/生年不詳~享保3年1月4日(1718年2月3日) 極限の生活こそが、人生を彩る言葉を提供してくれる。しかしそれも、真の静けさを身につけてこそ。 幻住庵を訪ねた秋之坊。その遁世者を、「我宿は蚊のちいさきを馳走かな」の句で迎え入れた芭蕉。つまり、豪華に振舞えるも...末成歳時記目には青葉山ほととぎす初がつお | 末成歳時記https://yeahscars.com/kuhi/meniha/みめにはあおば やまほととぎす はつがつお曠野(山本荷兮編1689年)所収の山口素堂の句。「目に青葉山ほととぎす初鰹」とされることもあるが、本来はこちらの「目には青葉山郭公初鰹」。 素堂家集にも収められており、「かまくらにて」の前書がある。延宝6年(167...末成歳時記俳人たちの辞世 | 末成歳時記https://yeahscars.com/jisei/生きざまを映し出す辞世 古事記における辞世のはじめは、倭建(ヤマトタケル)を助けようと走水の海に飛び込んだ弟橘比売(オトタチバナヒメ)の和歌「さねさし相摸の小野に燃ゆる火の 火中に立ちて問ひし君はも」である。則ち、「敵に仕掛けられた火中にあっても、... Tweet