緊急事態宣言解除
緑のクレパス|詠めなかった季節に思いを馳せて こういう事態に、新聞俳句は例年にない影がある。コロナが詠み込まれた俳句も多…
蛙の脱皮
行動的になった蛙|芭蕉の魔術 今日の雨は、梅雨を思わせる。田舎では蛙も鳴いているんだろうな。 「蛙」は春の季語。けれど、…
バーチャル空間に佇む旅の日
旅の日|旅行に行けない哀しみ 緊急事態宣言が39県で解除されたが、東京はいつになるやら。晴天を仰ぎながら、旅の空に飛び出…
独言さえ許されない時代かも
独言|まことを貫いた男の嘆息が聞こえる ネット空間に発せられた言葉は、誰かを傷つけないではいられないのか。全て独言で済め…
アマビエより甘酒婆を拝むべし
甘酒婆|咳病を治した婆さんの伝説 昨年、「八海山 麹だけでつくったあまさけ」の売り上げが凄いことになっていると聞いて、何…
コロナの春に鰯を食べる
春鰯|魔を封じる魚を空に見て そういえば最近、節分の鰯も蔑ろにしていたな。弱い魚と書きながらも、魔を封じるというこの魚。…
素顔が失われていく時代
素っぴん|情報の氾濫の中で思う 夏湖乃氏の そう言えば素っぴんでした春の風 こんな句が大好きである。けれども最近、自分の…
いつの間にやら散った春
花疲れ|例年とは違う疲労感に思う 春の嵐が去ったあと、急に晴れた午後。コロナ疲れを癒そうと出歩けば、今はもう躑躅の季節。…
コロナに立ち向かう宿
煮え立ちて|終わりの見えない戦い 入場禁止の潮干狩り場が賑わっているとのニュースを見ながら、浅蜊汁をすする。ツイッターを…
コロナ感染者数をどう見るか
思惑の中に散りゆくさくらかもシレナイ 田中面倒太氏のツイートに、 都から逃げてゆきたし花筏 というのを見つけて、ウンウン…
南窓が開く時、それは…
北窓開く|春の季語が消える時 俳句は、俳諧を親とするものだから、本来は面白みを追及すべきものだろう。時代が下る程に高尚さ…
コロナとスペイン風邪の時代
ネットで見つけた旬の俳句 泣くための朝となりたる桜かな廣島佑亮氏のツイートつくづくに黒子が主役花盛り俳句とお星様と山歩き…
昭和の笑いの終焉
志村けんの死と土筆の俳句 今朝は驚いた。志村けん死去のニュース。コロナ感染の公表から僅かに5日。 10日前には、春の陽気…
俳句でワニのはなし
死に隣る春の病と気になる俳句 3月20日に100日目を迎えた「100日後に死ぬワニ」。何気ない日常を描いた四コマ漫画は、…
上野の桜
春を探しに コロナ禍に静まり返った街ではあるが、開花宣言を聞くと心が騒ぐ。3月20日、乗客の少ない朝の電車を乗り継いで、…